植田議長年頭あいさつ
2025.01.01
植田議長年頭あいさつ
新年明けましておめでとうございます。
町民の皆様には、令和7年の新春を健やかにお迎えのことと、議員一同心よりお喜び申し上げます。
また、日頃から議会への深いご理解と、議会活動に対する温かいご支援・ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年4月の議会議員一般選挙により、新たな顔ぶれでの議会運営が始まりました。
それぞれの議員は志を高く持ち、選挙戦で町民の皆様に約束した公約を果たすため、日々努力を重ねているものと認識しておりますが、改選により女性議員は在籍せず、平均年齢も若干上がっていることから、議会構成だけを見れば、住民の多様な層が参画する議会とは言い難い状況にあります。
議員それぞれが自らの議員活動に力を注ぎ、幅広い層から丁寧に意見を聞き町政に反映できるよう努力してまいりますが、議会として意見を聞く場を設け、共通認識を持ったうえで政策提案していくことも必要であると感じております。
改選後、議会も自己改革を図り、議会力の向上に努めるとともに、幅広い層の方が議員に立候補できる環境整備を進めるよう、議会改革特別委員会を設置して検討を進めております。
町民の意見が届きやすく開かれた議会となるよう議論を進めるとともに、議員も意識をより高く持ち、自己研鑽を重ねてまいります。
引き続き町民の皆様のご支援をお願い申し上げます。
さて、全国的には賃金が上昇傾向にありますが、物価上昇に賃金や年金が追い付いておらず、町民の皆様の日常生活や事業経営を取り巻く環境は依然として厳しい状況にあると認識しております。
また、気候変動の影響により季節を問わず大規模な災害が発生しており、昨年11月には出水期を過ぎたにも関わらず江の川の水位が上昇し、皆様にご心配をおかけしたところです。
治水対策につきましては、以前から江の川下流域治水期成同盟会の構成員として、他の市町と連携して要望を行ってきましたが、令和3年からは町長と共に、国土交通省本省に対して町単独の要望を毎年2回行っております。
本年からは更に一段階ギアを上げ、政府関係者及び国会議員の先生方に対する要望を強めることにより、川本堤防の本堤防化をはじめとした治水対策の早期実現を呼び込むよう、全力で取り組んでまいります。
また、物価高への対応や地域交通対策、医療・福祉対策など、町民の皆様の生活や経済活動などの生活基盤を支える事業についても、必要なときに皆様に適した事業が届くよう、しっかり町長と議論を尽くしてまいります。
議決権を持つ議会は、町の最終的な意思決定をする機関であります。
その責任を議員一人ひとりが十分に認識し、熟議を重ねたうえで、適切な意思決定ができるよう努めてまいります。
新しい年の「巳年」は、脱皮をして成長するという「復活と再生」のイメージから、困難を乗り越えて新たな段階へと進む年であると言われております。
ちょうど本年は、川本町が町制を施行して70年を迎える大きな節目の年であります。
新しい年が町民の皆様にとってステップアップの年となりますよう、議員一同心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。