ダニが媒介する感染症の予防について
2025.05.29
ダニが媒介する感染症の予防について
初夏のさわやかな風が心地よい好季節となり、山へのハイキングや畑仕事がしやすい時期かと思います。
草むらややぶなどにはマダニやツツガムシなどが生息しており、咬まれるとSFTSや日本紅斑熱、つつがむし病などのダニ媒介感染症に感染するおそれがあります。
特に、春から秋にかけては、屋外に生息するマダニやツツガムシの活動が活発になっており、咬まれる危険性が高まります。マダニやツツガムシが多く生息するような野山や草むら、畑などに入る時には、長袖長ズボン、帽子や手袋等を着用し、肌の露出を避けるよう心掛けましょう。
服は、マダニ等を目視で確認しやすい明るい色のものがお薦めです。
虫除け剤の中には服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。
虫除け剤の効能に「マダニ」の記載があるかどうかを確認のうえご使用ください。
もしも咬まれていた際は、ダニを無理に引き抜こうとせず、皮膚科などの医療機関で処置してもらいましょう。
咬まれてから2週間程度は体調変化があれば早めに受診してください。
また、ペットを飼っている方は、外出から帰宅した後にはペットにもダニが付着していないか確認をお願いします。