認知症とは

認知症とは、様々な原因で脳の神経細胞が減少したり働きが悪くなったりして障害が起こり、「もの忘れがひどい」、「時間や場所がわからない」、「物事を最後までやりとげられない」などの症状が現れて日常生活や社会生活、仕事などがうまく出来なくなった状態(およそ6ヶ月以上続いている)のことです。

認知症の多くは記憶力の低下による症状ですが、初期から意欲が低下して、趣味への関心が薄れる、人付き合いをしなくなる、感情が不安定になり些細なことにイライラしたり、性格が変わったりするなどのサインがみられることがあります。認知症は、初期には症状が時々見られる程度ですが、次第に目立つようになってきます。徐々に進行することが特徴ですので、物忘れやそれに伴う症状の経過を慎重に観察することが必要です。

認知症は早期に見つけて対応することで、ある程度進行を抑制できます。また、治りうる認知症の原因(薬剤性、慢性硬膜下血腫、脳腫瘍、パーキンソン病、うつ病、神経症など)が見つかる場合があることからも、早く気づき、相談、受診することが大切です。

 

認知症の相談窓口

家族や友人など、身近な人が「認知症かもしれない」と気づいた時は、まずはかかりつけ医や地域包括支援センターなどへご相談ください。また、神経内科、精神科、心療内科、脳神経外科などのある医療機関を一度受診されることをお勧めします。

 

1.川本町地域包括支援センター      (電話:0855-72-0633)

    保健師、社会福祉士が、高齢者とその家族の方などのさまざまな相談を受けつけています。

    開設時間:月曜から金曜、午前8時30分から午後5時15分(祝日及び年末年始を除く)

2.しまね認知症コールセンター      (電話:0853-22-4105)

    認知症介護の経験者や専門スタッフが、認知症の悩みについてお話をうかがいます。

    開設時間:月曜から金曜、午前10時から午後4時(祝日及び年末年始を除く)

3.しまね若年性認知症相談支援センター  (電話:0853-25-7033)

    65歳未満で発症する認知症を若年性認知症と言います。島根県では平成30年4月に若年性認知症相談窓口を開設しています。若年性認知症支援コーディネーターが市町村や関係機関と連携しながら、医療や社会保障、就労支援などの相談に応じます。

    開設時間:月曜から金曜、午前10時から午後4時(祝日、年末年始及びお盆を除く)

4.ゆうゆうカフェ(認知症カフェ)    (電話:0855-72-0633)

    毎月開催している認知症カフェで、予約制の無料介護相談を行っています。認知症地域支援推進員、保健師、介護福祉士が介護の悩みについてお話をうかがいます。

  開設時間:毎月第4木曜日、午前10時から11時30分(介護相談は要予約)

 

オレンジパス(認知症ケアパス)

認知症ケアパスとは、認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた良い環境である自宅や地域で暮らし続けられることをめざし、認知症の発症予防から人生の最終段階まで、認知症の容態に応じ、相談先や、いつ、どこで、どのような医療・介護サービスを受ければいいのか、これらの流れをあらかじめ標準的に示したものです。

認知症の人やその家族が住み慣れた地域で安心して暮らしていくための情報として、ぜひご活用ください。

川本町オレンジパス(表面)川本町オレンジパス(裏面)

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